【講座】錫鎚目冷酒グラス（錫タンブラー）

 

2枚の板を使い、表面は鎚目模様の金槌を打って模様を付けます。口作りは特に味覚にも影響してきます。

外に広がる薄く鋭い口は、淡麗辛口や爽やかな軽い酒に向きます。逆に内に絞った口がしっかりしたものは濃厚な酒に合います。内に絞った形状は飲む時に鼻からの香りも加わり、より味わいが深くしっかりとします。ワイングラスやマグ、茶器にもこの工夫は見られます。

人によって口当たりや感覚、好み、その日の気分によっても様々ですので、ご自身専用の器を作れるのも自作の贅沢です。